私たちのめざす看護

私たちの看護

2008.07.01

大盛況の病棟「夏まつり」

今年6月のうっとうしい梅雨の中、病棟もじっとりムードです。そんなある日の 師長と主任の会話。
「なんか皆が喜ぶような楽しいこと、元気の出ることがしたいね。」 「やりますか?祭り」「い?よね、患者さんの喜ぶ顔がみたい!」と、言う訳で 即夏祭りが決定したのです。 今回の夏祭りで大切にしたことは

その1.患者さんの楽しい思い出、子どもの頃の夏祭りを再現。
その2. 患者さんが夜店で童心に帰り遊べる。
その3.患者さんが盆踊りを一緒に踊り楽しむ。
そして、その4は患者さんの笑顔・元気は私達の笑顔・元気になるという信念からです。
脳外科病棟スタッフ、リハビリスタッフの協力で着々と準備は進められ、盆踊りの練習も行ないました。医局から は資金面でかなり協力してもらいました。
夏まつり当日、スタッフ総出で会場準備から始まり、太鼓、やぐらの設置、夜店などで会場は一気に盛り上がり、 浴衣姿で患者さんをお出迎えすることができました。早速、射的や輪投げを行なう患者さんをみて、病棟で見せる 表情と違い患者さんに変化が起きているなと感じました。
盆踊りでは始めは見物だけだった人も後半には二重の輪になり車椅子で輪の中に入ることができました。失語症で ほとんど声も出そうとしなかった人が、一生懸命に言葉で表現しようとしている、どの顔も喜びや興奮に溢れてい ました。
よさこいソーランでは若手スタッフが何日も練習を積み、その成果が爆発したようなエネルギッシュな踊りを披露 することができました。僅か1時間半の夏まつりでしたが、患者様の喜びは元より、一生懸命に取り組み、素直に 感動できたスタッフは最高の財産です!

脳外科病棟師長 寺西早苗

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