私たちのめざす看護

私たちの看護

2020.05.22

救命看護師の目指すもの

私たちの部署は救命救急センター・救命病棟(A3E病棟)、放射線科の3部署で構成されています。3部署の流動的な状況に対応するために全てのスタッフがどの部署でも働けるジェネラリストを育成する目的で、各部署のスタッフが数名ずつ月替わりでローテーションを組んでいます。その結果、入院する患者さんにどのような検査・治療が行われて入院するのか、外来で治療された患者さんはどのように、回復し、転院・退院していくのかという経過を1本のラインに沿ってイメージしやすくなります。これにより検査や治療に関して、確実かつスムースな準備や患者さんへの詳細な説明ができる等、質の高い看護の提供ができるようになってきたと思います。
救命センターの業務は、患者さんの来院状況によって異なります。自分たちで来院する1次救急、救急車で搬送される2次救急、救急車のなかでも重症とされる3次救急、他院からの紹介で来る患者、消防庁の防災ヘリや、他院のDrヘリなど多彩な状況で来院されます。そのような患者さんに対応するためには多岐にわたる知識・技術の習得が必要です。
例えば、急性冠症候群に対する心臓カテーテル、脳梗塞・脳動脈瘤に対する血管内治療、消化管出血・胆道系疾患のための内視鏡治療など様々なものがあり、こういった特殊な治療の介助や看護ができることが私たちの部署の強みでもあります。
私たちの部署での勤務を希望する新人看護師の多くが「どのような状況でも対応できる看護師になりたい」という目標を持っています。知識・技術の習得には時間はかかりますが部署全体でジェネラリストを目指し各スタッフは自己研鑽しています。医療センターの柱の一つ救命部門を支える部署としてこれからも頑張っていきたいです。

救命センター看護師 横瀬 克己

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