私たちのめざす看護

私たちの看護

2022.06.28

早期退院にむけての取り組み

B4東病棟は、頭頚部外科・耳鼻咽喉科・泌尿器科・消化器内科からなる混合病棟です。入院目的は、手術・化学療法・放射線治療・内視鏡治療など多岐にわたっています。

 当病棟では、退院後患者さんご自身やご家族に行っていただく必要のある処置が発生することがあります。例えば気管切開、永久気管孔を造設する手術後は、自宅退院してからも気管内吸引が必要になる場合があります。また、膀胱全摘出後ストーマを造設する場合は、ストーマ交換処置が必要になります。その場合は入院前より、自身におこる手術後の身体の変化を受け入れてもらい易くする為、また退院後の生活の変化を認識していただく為に、D V Dや資料を用いてオリエンテーションを行っています。その結果「こんな感じだとは知らなかった、手術前に知れてよかった」「退院後は色々やることがあるんだね」など、医師の説明だけではイメージできず、十分に理解できていなかった部分を患者さんに知ってもらう事ができます。

 その他、様々な看護介入の必要な患者さんに対しては、入院時より病棟看護師、退院支援看護師、皮膚排泄ケア認定看護師をはじめ、栄養士や薬剤師も含め多職種でカンファレンスを行う事により早期退院が出来るよう取り組んでいます。

このような取り組みを行い、患者さんがスムーズに退院できた時には、入院時からの看護介入が効果的であったと感じ、看護師として1番のやりがいを感じる部分でもあります。今後も多職種との連携を図り、スムーズな退院へ向け介入できるよう日々看護を行っていきたいと思います。

 宮本 光

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