新人が語る心に残る看護場面

2018.08.01 成長した私

5月頃、癌の疼痛コントロールで入院してきたAさんは、疼痛と便秘のため臥床していることが多く、表情も辛そうでした。入職したばかりの私は検温でも緊張してしまっていてAさんが苦しそうにしていても、自分に何ができるのか分からずにおどおどしていたと思います。私はAさんの便秘のことを先輩に相談して、温罨法をすることにしました。温タオルはすぐに冷めてしまうので、頻回に温タオルを交換するようにしました。Aさんは辛そうな表情で口数も少なく、本当に体が辛いのだと伝わってきました。一日の業務で精一杯ではありましたが、Aさんの辛い症状を緩和したいという気持ちで接していました。しかし、疼痛コントロールや便秘の改善について知識は不足しており、自分の無力さを感じていました。
8月になってAさんが化学療法目的で再入院されました。受け持ちとして再会したとき「○○さん(私)、5月の時よりてきぱきしてきましたね。あの頃は本当にありがとうございました。」と声をかけていただきました。3か月が経ち、まだまだ分からないことも多くて、日々成長できていないと感じていました。それでも、Aさんが私のことを覚えていてくれたことや、5月より成長していると言ってもらえたことが嬉しかったです。
患者さんの症状に対して私にできることが増えるように、これからも勉強していきたいと思えた出来事でした。

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