新人が語る心に残る看護場面

2019.02.21 患者さんへの挨拶

ある日勤の日でした。朝の挨拶に行くとAさんは目を合わせず、うつむいていました。Aさんは数日前、医師から転院方向の話を受けて納得がいかず、それから表情が暗いということでした。「なぜ私より状態が悪い人が退院できるのに、トイレも歯磨きも一人でできる自分が自宅に帰れないのか。」という発言もあったそうです。同室患者の退院の話にも敏感になっているということで、チームの中で言動に注意していくことを確認しました。Aさんの受け持ちは2回目で、明らかに前回とは違うAさんに、どうしたら前回のような笑顔が見られるのかを考え関わっていこうと思いました。
言動に注意するなどチームで決めたことの他に、“Aさんのことをしっかりと見ている”“気にかけている”ということを感じているため、訪室回数を増やし笑顔で話すことを心がけました。休日でリハビリもなかったので「少し練習もかねて散歩に行きませんか?」と声をかけました。散歩をしながらお話しすると「こんなに歩けるようになるとは思わなかったです。ありがたいです。」と笑顔が見られるようになってきました。その後、ご家族とも談笑されていました。
勤務終了時に「夜勤の看護師に変わります。」と挨拶に行くと「○○さん(私のこと)はしっかり挨拶に来てくれるので嬉しいです。ありがとう。元気が出ました。」と朝とは別人の様な笑顔で、しっかり目も合わせて話してくれました。私はこれからも患者さんへの挨拶と声かけはしっかり行っていこうと思いました。

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