新人が語る心に残る看護場面

2019.09.19 暖かい雰囲気

ある日の午後でした。今まで気管切開をし、人工呼吸器を装着していたAさんの呼吸状態が安定してきたので、呼吸器と気管切開部のチューブを外しました。すると、3ヶ月間声が出なかったAさんが涙を流しながら「ありがとう。本当にありがとう。」と私に向かっておっしゃいました。初めてAさんの声を聞いた私は、思わず一緒に涙を流しながら「頑張ってよかったですね。」とAさんの手を握りました。そのうち、先輩たちも集まり「本当に良かった。」と、Aさんのベッドサイドは暖かい雰囲気に包まれました。

しばらく経って、Aさんは経管栄養から経口からの食事に変わり、自分で食べることが出来るようになりました。ストレッチャーでのシャワー浴も行えるようになり、Aさんはどんどん回復していきました。長い入院生活ではありましたが、回復し、転院されたAさんを見てうれしく思いました。

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