新人が語る心に残る看護場面

2019.09.19 付きそい歩行

Aさんは高齢で、大腿骨骨折や人工骨頭置換術の既往があり、押し車を使用しながら歩行していました。それでもふらつきが強く、入院中は付きそい歩行を実施していましたが、ナースコールを使用してくれないので、コールマットで対応していました。

いつも通り、付きそいを始めると「何で付いてくるの?ストレスなんだよ。皆にそう言ってるのに、皆、同じ返事なんだよね」と、付き添われることに対し不満を感じているようでした。

確かに、ふらつきは強いAさんですが、それはAさんにとって入院前からのことであり、日常でした。私はストレスを与えてまで実施しなければならない援助なのか疑問に思い、その日のカンファレンスでメンバーと話し合いました。そして、Aさんの意志を尊重し病棟内は付きそいなく歩行してもいいのではないかという結果になりました。その旨をAさんにお伝えすると「こういう風に僕の言ったことに対して何かしてくれたのはあなたが初めてだよ。ありがとう。」と言いました。

日常的に行われていることに疑問を持ち、患者さんのストレス軽減に少しでも役立てたことに、とても嬉しく思いました。

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