新人が語る心に残る看護場面

2019.11.29 もっと早く

Cさんは心不全で入院していました。呼吸状態が悪化したため、終日ASVを装着していました。私がCさんを受け持ったある日、「これ(ASV)苦しいよ。酸素が必要なのはわかるけど…。何時間だけ、っていうなら耐えられる。でもいつ終わりなのかも分からないのは辛い。これはやってみないと分からないですよ。」と話され、ASV装着に対して拒否されました。私はCさんにASVの必要性を説明し、なんとか装着していただきました。そのときCさんのSpO290%台を維持していました。

その後Cさんは脳梗塞を発症しました。それにより意識レベルは低下し会話することはできなくなってしまいました。呼吸状態は改善したため、酸素投与方法はカニューレに変更していました。しかしCさんの状態が悪化したのです。酸素投与方法をカニューレからマスクへ変更するため、先輩看護師がマスクを装着しようとすると、手を振り払いマスクの装着を拒否したそうです。CさんはASVの嫌な思い出があり、マスクの装着も拒否したと知りました。その後CさんはDNARの方針となり、息を引き取りました。

私はCさんの最期が苦しく、辛いものであったのではないかと考えると辛い気持ちになり、とても後悔しています。Cさんが、私に「ASVをつけなくない」と訴えた時に何かできたのではないか、SpO2が維持できていたのであればASVではなく、圧迫感の少ない酸素マスクに変えるなど、先輩や医師に相談できたのではないかと考えます。Cさんとの出来事を通して、その日できることを後回しにせず、すぐに対応できるようになろう、決心しました。

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