新人が語る心に残る看護場面

2021.01.26 ありがとう

Bさんは肺炎で入院され、ネーザルハイフローにて呼吸管理されていた方でした。入職して3ヶ月の私は転棟でさえ余裕がない状態で、他の患者さんを受け持ちつつ、自分置くんだタイムスケジュールにどう優先順位をつけて動けば良いのかわかりませんでした。Bさんは意識レベルは清明で、救命病棟という忙しさを理解し、常に気にかけてくださいました。私はBさんの受け持ちをすることが多かったため、名前も覚えていただき、時間があるときには面会にきたご家族も含めてお話しする機会もありました。4月から八王子に来た私は、もちろん八王子のことに詳しくなく、Bさんがお祭りや神社などたくさんのことを教えてくれました。業務の終わりの時には、お祭りの場所の地図をわざわざ紙に書いて、照れながら渡してくれました。

Bさんは状態が安定したため、一般病棟に転棟することになりました。転棟の日は、私は休日でBさんに挨拶できなかったことを悔やみました。後日、病棟を出ると廊下のイスにBさんが座っていました。Bさんに声をかけると、「○日に退院が決まりました。お世話になりました。」とおっしゃってくださり、一通の手紙を渡してくれました。私はBさんの退院が決まったうれしさ以上に、いつ勤務かわからない私をわざわざ待っていてくれたことがうれしくて涙が出ました。Bさんからの「ありがとう」がどれだけ嬉しくて力になれるか、身をもって感じることができた瞬間でした。

これからも患者さん1人1人と向き合い、患者さんの力になれるように頑張っていこうと思います。

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