私たちのめざす看護

2022.01.19

新人看護師がんばっています

B2東病棟は、整形外科・形成外科・口腔外科から成る外科系混合病棟です。日々の看護の中で、入院前は歩行に支障をきたしていた患者が、手術後リハビリを行い、徐々に1人で歩けるようになっていく姿や、褥瘡や壊死した創部が専門的治療により徐々に治癒していく経過などを見る事ができます。医師や看護師だけでなく、リハビリスタッフ、薬剤師など多職種で協力しながら、患者のQOLが改善するよう、治療やケアに取り組んでいます。

当病棟には、現在3人の新人看護師が働いています。当院はパートナーシップでの看護を行っており、新人はプリセプターの先輩だけでなく、日々ペアを組むパートナーの先輩からもアドバイスを受け業務を行っています。さらに新人看護師が、治療に関して十分な理解に基づきケアを行えるようになるために、指導係と新人が、1対1のシミュレーション形式で、クリニカルパスに沿って知識の確認を行っています。初めは理解できなかった事も、何度も繰り返しシミュレーションを行う事で、徐々に理解できるようになり、患者へ自信を持って指導や説明を実施する事ができるようになっていきます。

また、休日でPTやOTによるリハビリテーションが行われない日には、看護師がリハビリテーションを行います。そのため、PTやOTからリハビリテーションに関しての専門的講義やアドバイスを日常的に実施してもらっています。新人達も、リハビリテーションに関する専門的知識や技術を徐々に習得し、患者に寄り添い、患者のニードに応じて、安全にリハビリテーションを実施できるようになってきました。

新人達は、まだまだ経験不足で、自分たちの未熟さにもどかしさを感じてしまう事もしばしばですが、患者のために今の自分たちが行える看護を懸命に実践しています。私は、日々成長しいている新人達を、とても誇りに思います。

 

後藤　弘樹