私たちのめざす看護

私たちの看護

2025.01.25

患者さんとご家族が満足の得られる看護をめざして

B4東病棟は、頭頚部外科・耳鼻咽喉科・呼吸器内科・乳腺科・口腔外科からなる混合病棟です。入院目的は、手術・化学療法・放射線治療など多岐にわたっています。また外来で治療を行なっている方も経過によって食事が満足に取れなくなり入院を余儀なくされる患者さんもいらっしゃいます。

疾病の経過によって様々ですが、気管内吸引や吸入、胃瘻からの経管栄養剤の投与、在宅酸素の使用方法についてなど、入院中の治療に加えて退院後も継続してご自宅で患者さんご本人やご家族に行っていただく処置が必要となる場合があります。

医師、看護師の他に退院支援看護師、緩和ケア認定看護師、薬剤師、管理栄養士、理学療法士、作業療法士等の様々な職種と連携し、患者さんが自宅で必要な処置、手技を考え、ご家族や他のサポートの必要性を考えて指導を行なっていきます。また入院時から退院後の生活をイメージしてもらえるようパンフレットや動画などを用いて説明することで早期退院ができるように取り組んでいます。

当病棟の特色として終末期を迎えられる患者さんも多く、ご本人とご家族がどのような場所でどのように過ごされたいかの希望を大切にしています。

先日、肺癌による終末期で入院されていたご高齢で独居の患者さんがいらっしゃいました。ご本人とご兄弟は、最後は自宅で過ごしたいとの希望があり、希望に添うことができるよう多職種で何度もカンファレンスを行いました。自宅の療養環境の調整、必要な社会資源の導入、ご兄弟に処置やケアの方法を指導し、自宅へ退院することができました。

今後も患者さんとご家族が満足の得られる医療や看護を受けられるように、スタッフひとりひとりが学会や外部研修へ参加し、研鑽を重ね、看護の質を維持、向上させることを目標に取り組んでいます。

B4東病棟 水村 学

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