私たちのめざす看護

私たちの看護

2026.02.07

ONEチーム ~仲間と共に~

皆さん、はじめまして!

私は東京医科大学八王子医療センター 救命救急センターで看護師をしながら、日本DMATの一員として活動しています。私が救命救急の道を選ぶ大きなきっかけになったのが、東日本大震災です。当時、テレビ越しに見た医療スタッフの必死な姿に胸を打たれ、「自分も外の現場で活躍したい」と強く思いました。その気持ちが背中を押し、私は救急救命士の資格を取得しました。しかしながら救急救命士の業務範囲は限られており、非常にもどかしい思いを抱えていました。その後看護師免許を取得し、今は看護師として救命救急センターで働いています。

救命救急の現場に対して、皆さんはどのようなイメージがありますか?「ハード」「緊迫」「大変そう」という言葉が浮かぶかもしれません。確かに一刻を争う場面は多くあります。その中で看護師として限られた患者の情報から必要な治療・検査を予測し、医師や救急救命士とともにケアにあたっています。救命の現場は、本当にチーム戦です。医師、看護師、救命士、検査技師、放射線技師、ソーシャルワーカーなど。どの職種が欠けても、目の前の命をつなぐことはできません。だからこそ、声を掛け合いながら動く瞬間が多く、チーム医療「ONEチーム」を意識しながら働いています。大変な職場ではありますが、患者さん・ご家族だけでなく仲間同士の「ありがとう」「助かったよ」の一言で、気持ちがふっと軽くなります。こんな温かい人たちと共に働けることが、私にとっては何よりの励みになっています。

日本DMAT隊員として活動するときも、団結力の凄さを実感しています。自分が知らない土地で変わりゆく状況の中で活動しなければならない不安もあります。しかしDMATチームの仲間の声で前に進む力が湧いてきます。災害の現場は決して簡単ではありませんが、チームで動くからこそ守れる命があると実感しています。これからも、救命救急センターやDMATの仲間たちと力を合わせ、誰かの未来をそっと支えられる存在でありたいと思っています。明るく、穏やかに、でもしっかりと。そんな姿勢で日々の医療に向き合っていきます。

救命救急センター 高橋和樹(日本DMAT隊員)

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