私たちのめざす看護

私たちの看護

2016.12.26

患者さんの笑顔の為に

D5病棟は消化器内科、高齢診療科で構成されています。消化器内科では大腸 がん、胃がん、肝臓がん、総胆管結石の患者さんや、高齢診療科では悪性リンパ 腫や骨髄異形成症候群など、両科共にがんと診断を受けた患者さんが多い病棟に なります。
私は入職してから6年目になります。今まで続けることができたのは、患者さ んから頂く言葉や笑顔があったからです。入院時には重症だった患者さんが、独 歩で退院されたとき、症状に苦しむ患者さんが「今日は落ち着いて過ごせたよ」 と言われたとき、禁食だった患者さんの食事が始まり「美味しかった!」と笑顔が見られたとき、それは私たちの 看護の活力になります。
かつて若い女性で終末期の患者さんがいました。ご家族との話の中で「愛犬に会わせたい」という願いを聞き、 数日後に鎮痛剤を使用しながらベッドで遊歩道へと散歩に行きました。愛犬と過ごせた時間は長くはありませんで したが、ご家族より「とてもいい表情で過ごすことができました」との言葉を頂きました。その3日後に患者さん は永眠されました。 今後も患者さんが笑顔になり、私たちも活力を頂けるような看護を提供したいと思っています。

D5病棟 小沼 亜紀

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