私たちのめざす看護

私たちの看護

2016.01.22

B2W病棟の紹介

B2W病棟は、脳神経外科、神経内科、救命救急科、口腔外科病棟で構成され ています。特に脳神経外科領域では、脳卒中・てんかん・脊髄疾患と幅広く受け 入れており、私たちの看護も多岐にわたる知識・技術が求められています。
脳神経外科の患者様は、意識障害や嚥下障害、麻痺、呼吸障害などの機能障害 を有し、日常生活動作が制限され続けることで、廃用症候群の併発リスクも高い 状況にあります。そこで私達の病棟のモットーは、患者様の機能回復の可能性を 信じ、日々のカンファレンスで患者様の長期目標と具体的な短期目標を共有しな がら、廃用症候群の予防とセルフケア能力向上に向けたケアを行っていくことです。そのために他職種との連携も 重要で、医師、セラピスト、薬剤師、ケースワーカーとのリハビリカンファレンスや、栄養士との低栄養患者様を 中心とした栄養カンファレンスも定期的に実施しています。
先日も意識障害、呼吸障害があり、気管切開がされ関節拘縮も強い患者様に対して、日々の車椅子乗車や刺激・ ケアを積極的に行う中で、次第に私達の声かけに顔を向けたり、動きを追ったりという反応が見られ始め、その後 嚥下障害、呼吸障害も改善、気管切開も閉鎖し、食事も食べられるまでに回復されたという体験をしました。この ような日々のケアを通して、患者様の変化を感じられたときが、一番うれしい瞬間です。そしてこのような体験を する度に私たちはパワーをもらいます。これからもこのパワーを更に患者様へ“看護”という形で返していきたいと 思っています。

B2西病棟 櫻田秀美

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