私たちのめざす看護

私たちの看護

2013.11.01

A3西病棟での1年半 一これまでの学びと今後の課題一

A3西病棟で働き始めてから、1年半がたちました。私たちの病棟は、主に心臓 血管外科、循環器内科、神経内科の患者様が入院される病棟です。私は昨年、新 人看護師として配属となり、慣れない病棟業務に戸惑うこともありましたが、先 輩方に沢山のご指導を頂きながら、少しずつひとり立ちしていくことができまし た。A3西病棟は、急性期・周術期から慢性期の看護まで幅広く実践し、学ぶこ とができるのが特徴のひとつであり、この1年半で、カテーテル治療や術後患者 様のケア、慢性疾患の患者様の退院調整・指導など、数多くを学んできました。 患者様との関わりでは、夜勤での受け持ち時に胸痛発作を起こし、翌日緊急手術 となった患者様が退院時に「世話になったね。あの時はありがとう」と声をかけ て下さったことがとても印象に残っています。今では、患者様の退院の際など、 やりがいを感じることも増えてきました。今年は2年目となり、看護実践のみな らず学習も自ら深めていく必要性を感じています。
先月私は、入職時より興味があった冠動脈バイパス術を見学する機会を得ました。手術室への入室からICU入室ま で一人の患者さんの経過をみることができ、手術室では心臓血管外科の医師から、心臓の形態や血管の走行を直接 教えて頂きました。今後は、このような貴重な経験を術前の患者様へのオリエンテーションや術後の関わりに活か していくことが課題であると考えています。これからも、日々学びを深めていくことができる環境のなかで、学ん だことを少しずつでも患者様や後輩へ還元していけるよう、また、自分自身もさらに成長していくことができるよ う努力していきたいと思います。

A3西病棟 四方田美里

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