私たちのめざす看護

私たちの看護

2011.09.20

小さな家族看護

ある患者様とその娘さんのことです。
患者様は、終末期で週1~2回、点滴を受けに外来へ通っていました。
朝1番に採血し、診察を待ち、点滴を初めてから帰るまではほとんど1日かかり です。
毎回付き添う娘さんに看護師が話しを聞くと、家には要介護の父親も抱え、娘さん自身の家族もあり、例え体調が 悪い日でも、全てを1人でやっているとのことでした。
しかし、母(患者様)を施設や病院に入れる気持ちにはなれず、出来る限り自分が看ることを願っていました。
私たち看護師は、娘さんへ「病院にいる間は私たちが看ていますので、他のことに時間を使って下さい」と伝えま
した。
その日から数ヶ月間、娘さんは、患者様を看護師に任せて、時には自宅に戻り、時には待合で身体を休めるように なりました。そのたびに私たちに「おかげ様で休めました」や「家のことができました」と感謝してくれました。
その後、患者様はお亡くなりになりましたが、今も娘さんにお会いすると「あの時は、本当にお世話になりまし た」と声をかけて下さいます。
外来看護師ができる小さな家族看護を実感した日々を私たちは忘れません。

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