私たちのめざす看護

2012.07.03

緩和ケア看護外来へようこそ!

こんにちは(*^_^*)
緩和ケア認定看護師の下村 v(^O^)v 福島v(^O^)v 田中v(^O^)vです。
以前このコーナーで緩和ケアチームの活動について紹介させて頂きました。今回は緩和ケア認定看護師の活動の1 つである“看護外来”について紹介させて頂きます。 私達、緩和ケア認定看護師は毎週月曜日の午前中に医療センターに通院中のがんの患者さんとそのご家族を対象 に“緩和ケア看護外来”を開いています。
緩和ケア看護外来では・・・ 誰かに話を聞いて欲しい。 痛みやつらい症状があって、日常生活に困っている。 悪い知らせを聞いた後の気持ちの整理を一緒にして欲しい。 といった内容の相談が寄せられています。
先日も 『痛くてしょうがないんだ…。』と辛そうな表情でAさんと奥様が来院されました。奥様はどうしたらい いのかしらと困惑するばかり…。
私たちは、静かにお二人のお話を聞かせて頂き、Aさんと奥様のつらい気持ちに寄り添いました。 身体の症状については主治医に報告して、痛み止めの量を変えて頂きました。 辛い気持ちについては、お話をさせて頂く中で、身体の痛みで日常生活に困っていることやご自身の身体が思うよ うに動くことができなくなってしまった辛さや家族へ迷惑をかけてしまい申し訳なく思っている気持ちをお話しし て下さいました。 お話しながら、Aさんも奥様もお互いに対する感謝の気持ちを伝え合い、涙を流しながら話さ れました。
次の機会に看護外来へ来られた際には『話を聞いてもらって嬉しかったよ!少し気持ちが楽になったよ!』と笑顔 で話して頂きました。 患者さんの中には自分の辛い気持ちを誰かに話すことによって前に進める方がいらっしゃいます。 私たち緩和ケア認定看護師は、少しでもそのような患者さんとご家族の方のサポートができたらと考えています。