私たちのめざす看護

2012.10.08

救急のエキスパートナースを目指して

私たち2人は、救急看護認定看護師です。普段は、救命救急センターのスタッ フとして外来・病棟業務をしています。
ここは八王子市唯一の救命救急センターであり、隣接している山梨県や神奈川 県からも救急患者さんが搬送されます。緊急度や重症度の高い3次救急やヘリコ プターでの搬送患者から、自分で歩いて来院する1次救急まで全ての救急患者に 対応しています。
救急看護で求められるのは、少ない情報から患者さんの状態を判断して急激な状態変化に即対応することです。私 たちは、部署の中で積極的に勉強や教育に取り組み、全体の知識・技術が向上するよう努めています。また患者様 がより良い治療を受けられるよう短時間で信頼関係を築き、患者様の思いに寄り添えるよう心がけています。
救急看護は、救急診療の補助や入院患者の日常生活援助から、院内の災害対策の整備まで多岐に渡ります。院内 には多職種を交えた災害のワーキンググループがあり、私たちは月一回ミーティングに参加しています。今は災害 訓練の企画運営を中心となって行っています。今年の夏に災害発生時の対応について災害訓練を実施し、訓練実施 者、見学者あわせて100人以上が参加しました。計画や準備には時間がかかりましたが、参加者の満足度も高く、 病院内の災害への取り組みのよい追い風となりました。秋にも防災訓練と多数傷病者受入れ訓練を企画しており、 現在準備に追われています。
認定看護師としては、駆け出しの私たちですが上司、同僚や一緒に働く医師に力を借りながら頑張る毎日です。

救急看護認定看護師西田沙織 上井聖子