私たちのめざす看護

私たちの看護

2014.01.14

病棟での学び

年が明けて、春には入職してから3年目になろうとしています。私が配属する A3東病棟は、循環器内科と婦人科の混合病棟です。
循環器内科では、心臓カテーテル検査や経皮的冠動脈形成術などの検査や治療 のために短期で入院する患者様や、心不全や心筋梗塞などの治療のため入院され る患者様も多く、急性期から慢性期まで学ぶことができます。循環器疾患は生活 習慣がそのまま疾患の増悪に繋がるため再発し、入院を繰り返す患者様も多く、 退院支援・指導が大切です。そのため、治療の1つ1つに根拠をもって説明する事が不可欠となります。毎日勉強 することが多いのですが、忙しくもやりがいのある日々を送り、先輩方からも学びを得ています。
先日、入院が長期となった患者様に、歩行のリハビリを行う機会がありました。入院当初に息苦しさが強く、座 ることすらできなかった患者様が、一人で歩いている姿を見るととても感動しますし、関わらせていただいている 事一つ一つにやりがいを感じます。また、患者様から「息が苦しくて、このまま死んでしまうのではないかと思っ た時、傍にいてくれて安心した」という言葉をいただき、大きな励みになりました。心疾患は命に直結するという イメージがあり、不安を感じる患者様が多くいらっしゃいます。このことをきっかけに私は少しでも患者様が安心 できるような看護を心がけていきたいと改めて強く思いました。患者様から嬉しい気持ちをいただく事ばかりなの で、少しでも看護で返していけたらと思う日々です。
また、一緒に成長してきた同期、指導してくださる先輩方はとても大切な存在です。指導のおかげで、業務や看 護技術にも少しずつ慣れ、自分のやりたい看護がみえてきました。3年目になると、後輩へ指導する機会が増えて いくと思うので、自分の知識や看護に責任と自信が持てるように学びを深めていく事が今後の目標です。

A3東病棟 原田実果

私たちの看護 最近の記事