私たちのめざす看護

2014.02.05

「患者さんへのサプライズ」

D3病棟は眼科・血液内科・消化器外科・臨床腫瘍内科の混合病棟です。急性 期・周手術期・慢性期まで幅広く学べ成長できる病棟です。
特に血液内科の患者さんは治療上入院期間が長く、半年以上の期間を過ごされ る方もいらっしゃいます。そのような中でも、入院生活を少しでも楽しく感じて いただける時間を作ろうという目標を持ち、イベントには力を入れています。今 までには、お花見会や、クリスマスには皆で歌ったり演奏したりしていました。 今年もクリスマスイブには患者さんが眠られた後、こっそりメッセージカードを 置き、サプライズとしてプレゼントしました。 「びっくりしたよ、ありがとう。」「サンタが来たようだよ。」とうれしいお言葉をいただき私たちもうれしく、 やりがいを感じています。年始に入院していらっしゃる患者さんとは、元日の起床時に東側の窓に集まり、一緒に ご来光を眺め、年始のご挨拶をさせていただいています。「ここでこんな風に年越しをするとは思わなかったけ ど、ご来光を眺められてよかったわ、ありがとう。」と声をかけてくださり、感動もひとしおでした。 患者さんと長く関わらせていただくと、ご家族ぐるみでの関わりも増え、いろいろな場面で声をかけてください ます。ねぎらいのお言葉や、叱咤激励をおっしゃってくださり、私たち看護師は救われていることが多く、とても 感謝しています。退院なさった後にも足を運んでくださり、元気な近況報告を聞いたときには、看護師としてこの 上ない喜びを感じ、エネルギーへとつながります。いろいろな患者さんから学び、教えてくださったことを還元 し、さらに患者さんとご家族に喜んでいただけるような看護を提供できるよう努力していきたいと思います。

D3病棟 清水奈緒