私たちのめざす看護

私たちの看護

2014.02.05

「笑顔あふれる病棟に」

呼吸が苦しい、少し動くと息切れがする、自宅でも酸素を吸うことが必要・・・ そんな呼吸器疾患の患者さんが入院するB4西病棟では、入院中だけでなく、退 院後の生活のことも考えケアする必要のある患者さんが多くいます。そのため、 入院中の治療と看護、退院後の準備など、医療スタッフが相談し合い、さらに患 者さんとも相談して決定していく事柄はたくさんあります。 ある患者さんは、医師から自宅へ退院するのは難しいと言われましたが、「やっ と建てた自分の家で、まだまだ過ごしたい」という思いがありました。そこで、 患者さんやご家族の意向を聴き、自宅での介護力を考えながら、様々なことを相談しました。医師は、在宅で過ご していける様に薬を調整しました。看護師は、介護の負担を減らし調子が悪い時には相談できる様、訪問介護や訪 問看護の利用を提案し、日常の生活をどのように過ごすと楽に過ごせるのかを本人とご家族に伝えました。栄養士 は、息苦しさがあると食事を摂ることも大変なので、家で家族が作ることができる少量で栄養価の高い食事を提案 しました。患者さんやご家族は、「これだけ教えてもらったり準備ができていれば、安心して自宅で過ごすことが できる。自分の思いを言ってみてよかった。」と笑顔で退院し、現在は外来に笑顔で通院しています。
私たちは、このような患者さんからの言葉が聞けることが何よりも喜びです。様々な職種のスタッフが相談し合 い、患者さんにとって一番良い看護をしたい、またそれにより患者さんもご家族もスタッフも、皆、笑顔となれる ことを目標に日々看護しています。

B4西病棟 関根 昌代

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