私たちのめざす看護
私たちの看護
2014.08.22
限られた時間の中で患者さんと向き合う
私の所属する第2外来は、胸部外科、移植・消化器外科、整形外科、形成外 科、眼科の外科を中心とした外来です。一日に200~300人の患者さんが来院さ れ、その多くが手術を要するため外来でできるだけ術前の準備をします。CT、 MRI、内視鏡検査、手術日程、入院の手続きなど慌ただしいなかで、患者さん としっかり向き合うよう日々努めています。
私たちは診察が終了した後、時間を見つけて勉強会を開催しています。クラー クもこの勉強会に積極的に参加し、「今度はこのテーマで教えてほしい」と依頼を受けることもあります。また、外 来診療の待ち時間をできるだけ短くし、心身の負担が少ない様にするための方法について常に多職種間で意見を出 し合い、改善に努めています。さらに、看護師間でケースカンファレンスを行い、個々が気になっている患者さん や場面をピックアップし、何が問題なのか、どうすれば良いのか共有し、限られた時間の中でどの看護師も一人一 人の患者さんと深く関われるように心がけています。
私達の外来では、手術予定の患者さんに、手術に向けたオリエンテーションを積極的に行っています。これによ り患者さんが抱える不安や悩みを、更に理解することができるようになりました。そして、その不安や悩みに沿っ た提案や改善点などを通し、患者さんと深く関われるようになり、私たちもやりがいを感じています。最近、導入 した変形性膝関節症、股関節症に伴う人工関節置換術を行う為のオリエンテーションでは、手術前のオリエンテー ション時には「もう痛くて歩けなくなっちゃったよ…」と車椅子を使用していた患者さんに、手術後再び外来で会っ た時、杖も使わずに笑顔で声を掛けてもらえてとても嬉しくなりました。患者さんの実際の声を聴きながら、病棟 や他職種との連携を円滑に図り、更に患者さんが満足のいく医療を受けられる様に心がけていきたいと思います。
外来で働く職種や勤務体制は様々ですが、これからも個々が一人一人の患者さんのために関わり、自分自身の看 護を見出していきたいです。
第二外来 看護師 美濃 しのぶ
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