私たちのめざす看護

私たちの看護

2015.05.21

腎臓病の治療を外来からサポート

第4外来には化学療法センターと心臓血管外科、乳腺科、腎臓内科がありま す。化学療法センターでは、これまで入院して行っていた抗がん剤治療を外来通 院で行うことができます。患者さんは自宅で普通の生活を送りながら抗がん剤治 療を受けられていますので、私たち看護師は患者さんの体調をきめ細かく観察 し、治療の副作用ができるだけ少なくなるように患者さんを援助しています。ま た、患者さんに病気や治療法を理解してもらうために丁寧な説明を行い不安の緩 和に努めています。
心臓血管外科外来では心臓の病気や血管の病気の診断・治療を、乳腺科では主に乳がんに関する診断・治療を行 っています。当院は八王子市の乳がん検診実施施設にもなっています。
今回は腎臓内科について少し詳しく紹介させていただきます。腎臓内科では慢性糸球体腎炎、ネフローゼ症候 群、慢性腎臓病の疾患の患者さんが多く通院されており、1か月で延べ約1000人の外来患者さんが来られます。腎 疾患は自覚症状に乏しいため、進行して症状を自覚するまで気づかなかったり、治療をしていなかったりすること もあります。しかし末期慢性腎不全になると保存療法のほか、血液透析・腹膜透析・腎移植のいずれかの選択が必 要になり、その場合患者さんは、これまでのライフスタイルを大幅に変更したり、新しく始める治療法について勉 強したりしながらいろいろな事を決めていくことになります。私たち外来看護師は、それぞれの治療の利点・欠点 を説明し、患者さんや家族の思い、生活背景などを細かくお聞きしながら、その方の自己決定を支援していけるよ うに医師と共に関わらせていただきたいと思っています。
一方で腎不全は食事療法・薬物療法を早期に開始することで進行を遅らせることも可能です。長く続けた習慣を 変えていくのはとても大変で努力のいることですが、私たちは検査データを見ながら患者さんの食事内容や生活習 慣を見直すようサポートしています。腎臓内科では年間4回の腎臓病教室を開いており、通院中の患者さん以外で も参加していただくことができます。腎臓病について医師からの話はもちろんですが、看護師や栄養士、薬剤師さ んも参加してお話しします、普段気になっていてもなかなか聞くことのできなかったこと等を質問していただくこ ともできるのではないでしょうか。患者さんが正しく病気を理解して、毎日の生活を楽しみながら前向きに病気と 付き合っていけるように外来という窓口からサポートしていきたいと思っています。

第4外来 宮林ひろみ

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