私たちのめざす看護
私たちの看護
2021.06.10
救命看護のスペシャリストを目指せる部署
私の所属する救命1病棟は、救命センター、放射線科、入院病棟の3部署で構成されています。
救命1病棟では3部署でのローテーションを月替わりで行っています。そのため救命センターに運ばれてきた患者に行う緊急の処置やカテーテル検査の内容など、入院するまでの経過をすべてイメージすることが出来ます。
入院病棟では、小児を除く全診療科の患者を受け入れています。緊急入院が多いため、全身のフィジカルアセスメントを行い緊急度と重症度を迅速に判断し看護を提供しています。また、突然の入院となった患者さんやご家族に対して、安心して入院生活が送れるよう不安の軽減に努めています。さらに、急性期から退院後の生活を考え、せん妄予防・早期離床など元の生活に早く戻れるようなケアにも力をいれています。
医師、看護師間の連携はもちろんですが、コメディカルなどとの多職種連携も必要不可欠であり、患者さんの社会的背景や疾病による医療上の課題、生活・ケアの課題、自宅退院や転院の調整等などについて多職種でカンファレンスを行っています。
また、スタッフには、救急看護認定看護師やICLSインストラクター、日本DMAT、東京DMATの隊員が多く在職しています。東京DMAT隊員は、災害時のみではなく近隣で起こる、電車事故、車両事故など、現場で医療行為が必要な状況の発生時に、24時間出動できる体制をとっています。その他、当センターにはヘリポートも完備しており、ヘリポートへ搬送される患者の対応も、救命センタースタッフが担っています。そのような経験豊富なジェネラリストが幅広く活躍し教育を担当することで、質の高い看護を提供することへと繋がっていると考えます。
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