新人が語る心に残る看護場面
2021.01.26 あなたがよかった
Cさんは70代の女性の方で、めまいにより自力で動くことが難しい状態でした。そのため、体位変換やオムツ交換、保清などで頻回にCさんのもとを訪ねていました。
ある日、下部消化管内視鏡検査のため下剤を内服したときのことです。頻回に下痢があり、その都度オムツ交換をしていました。オムツ交換をしているとCさんが「あなたがやってくれると安心する。担当でよかった。」とおっしゃってくださいました。しばらくたったある日、Cさんの受け持ちではありませんでしたがナースコールがあり伺うと、「あなたが来てくれてほっとする。」とおっしゃってくださいました。
私は患者さんからこのような言葉をいただいたのは初めてだったので、とても嬉しかったのを覚えています。そして看護師をやっていて良かったと初めて思えた瞬間でした。