新人が語る心に残る看護場面
2021.12.21 大丈夫
私が入職して2か月経ったころの話です。私は後縦靭帯骨化症のAさんを受け持ちました。Aさんは自分で体を動かすことや細かい指の動きも難しかったため、ナースコールではなくボイスコールを使用していました。
ある日、Aさんからナースコールがありました。私はAさんのもとへ行き、「大丈夫ですか?」と声をかけました。するとAさんから「大丈夫じゃないから呼んでるんだよ。何でもかんでも大丈夫ですか、って言わないほうがいいよ。」と指摘を受けました。私はAさんの言葉を聞いて、「大丈夫ですか」という言葉の重みと、患者さんの思いを聞き、それに応じた対応や声掛けをすることが大切だと改めて学ぶことができました。