新人が語る心に残る看護場面

2024.06.11 産婦さんとの関わり

入職して分娩介助につかせて頂いたAさんについてです。Aさんは誘発分娩を行っていましたが、1日目に有効陣痛が得られず、2日目の誘発を行っていました。Aさんは、誘発を開始したころには「お産が進むためなら。」と、歩行やアクティブチェアに積極的に座るなど、とても落ち着いていました。しかし、誘発が2日目ということもあり、陣痛が強くなるにつれて「もう無理、点滴止めてください。」と、心が折れかけている様子がありました。私はそれまでも励ましの声掛けを行っていましたが、「止めて。」と言うAさんに頑張れと声を掛け続けることに戸惑いがありました。そこで、どのように声をかけたらいいのか迷いながらも「今の呼吸がとっても上手です。」「ずっとここまで頑張ってきてすごいです。」など、褒めることを意識しました。

お産後、声掛けがAさんにとって嫌な声掛けだったかもしれないと不安でしたが、バースレビューを行った際に、Aさんが「心が折れそうなときに、助産師さんが褒めてくれたことで頑張れた。ずっと(妊娠中も1日目の誘発も)頑張ってきたから頑張ろうと思えた。」と話してくれました。Aさんを通して、助産師は産婦の頑張りを認め、さらに産婦が妊娠期もずっと頑張ってきたんだということも忘れずに寄り添う姿勢が大切であることを改めて学びました。今後も、産婦にとって頼りになる助産師を目指していきたいと思います。

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