私たちのめざす看護

私たちの看護

2026.07.02

透析患者さんの安全と安心を目指して

当院の血液浄化療法室では血液透析をはじめ、血漿交換、血漿吸着療法、腹水ろ過濃縮再静注法などさまざまな血液浄化療法を実施しています。腎機能が低下してしまい、新たに透析が必要になった患者さんの透析導入時の指導や支援、また維持透析を受けている患者さんが検査や手術などの治療目的で入院された際の透析継続のケアも行っています。

透析は患者さんの状態にもよりますが週3回、1回につき4時間程度行い患者さんの生活を支える重要な治療のひとつであります。患者さんの中には複数の疾患を抱えている方も多く、手術後や検査後、緊急透析などの場合は、循環動態が不安定となり血圧低下などのリスクが高まりまることがあります。私たちは、透析中の血圧や症状の変化を継続的に観察し、異常の早期発見、迅速な対応に努めています。そのために朝のミニカンファレンスでは、患者さんの病態や基礎疾患、検査データ、透析条件などを共有し、除水量や薬剤使用について検討しています。患者さん一人ひとりの状態に合わせて治療内容を調整することで少しでも血圧低下を予防し負担を最小限にできるよう計画しています。

また、透析はバスキュラーアクセスとして透析用カテーテルやシャント、表在化と種類があります。シャントや表在化動脈の場合は透析用留置針を毎回2か所穿刺しなければなりません。患者さんの中には血管の状態の変化や発達状態で穿刺が難しい方もいらっしゃいます。当室では看護師、臨床工学技士が超音波エコーを使用して血管走行や状態を確認しながらの穿刺を行っており、少しでも患者さんの負担を減らし、安全かつ確実に穿刺が行えるように心がけています。同時に超音波エコーを使用することで早期にシャントの狭窄、血栓などでの穿刺困難にも対応ができ、医師との連携も素早く行え、治療へ進める事が出来ています。今後も、医師の指導を受け、透析看護師全員が超音波エコーの技術を習得することを目標としています。

透析は生涯継続しなければいけない治療です。患者さんが笑顔で過ごせるよう、治療上でのストレスを最小限にするために、私たちは穿刺やバスキュラーアクセスの管理、透析機械の操作、透析中の管理など専門性をより高められるように引き続き、勉強会の開催やシミュレーション等でスキルアップし、患者さんに安全と安心を提供できるようにしていきたいと思います。

血液浄化療法室:中島文子

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