新人が語る心に残る看護場面
2020.01.23 つぶやき
化学療法のためにCVを挿入しているAさんとの関わりです。Aさんの入院しているチームは私のチームとは異なり、ADLも自立している方だったので私との関わりはほとんどありませんでした。私が覚えている関わりは、シャワーを浴びるための防水保護を何度か行った程度でした。
9月にチーム替えがあり初めてAさんを受け持った日、検温をしているとシャワー浴のため防水保護を依頼されました。Aさんと世間話をしながら防水保護をし、もうすぐ終わりという時話が途切れたタイミングで、Aさんから「あなたが一番小さく貼ってくれる。洗えるところが増えるのは嬉しい。」とつぶやくようにおっしゃいました。私はAさんが評価してもらえてうれしい反面、私は今まで濡れないように注意を払っていた程度で、正直そこまでのことは考えていなかったので、衝撃を受けました。
この経験を通して、自分が考えている以上にケアや処置に対して、患者さんは感じて考えていることを改めて知りました。今後は患者さんの目線に合わせた配慮を、日々の関わりの中で出来るようにしていきたいです。