私たちのめざす看護

私たちの看護

2013.02.19

「安心して自宅療養ができるよう援助をしています!」

昨年の4月から総合相談・支援センターが開設され、その中の医療連携係、医療 福祉係、がん相談支援係とともに訪問看護係は活動しています。
主な活動は退院後、ご自宅に訪問し体調の確認をしたり療養するうえで必要なこ とをアドバイスします。また退院後も安心して過ごして頂けるように困ったとき の対応方法、医療機器の取り扱い、介護保険の手続き等の相談・支援を行ってい ます。
消化器系の病気を抱えたAさんは思うように食事を摂ることが出来ず、退院後も自宅で高カロリーの点滴が必要に なりました。鎖骨の下の血管に特殊なカテーテルを埋め込み、心臓の近くにある血管へ栄養を送る大切な点滴で す。入院中に初めてお会いしたときは「家で点滴することが想像できなくて」と不安でいっぱいという印象を受け ました。
しかし、家に帰りたいという思いは強く、毎日決まった時間に点滴を交換する方法や点滴を投与するためのポンプ の管理など、必要な技術をおぼえ退院しました。週に1回の訪問看護で針を交換し、体調を確認していくことで安 心することができ「家で過ごせてよかった」と笑顔がみられるようになりました。
次第に点滴する必要がなくなるくらい食事が摂れるようになり、今は大好きなワンちゃんと過ごす毎日です。「退 院のときはどうなるかと思ったけど、あのときは本当に助かりました」とおっしゃってくださっています。
心臓の病気を抱えたBさんは奥様と2人暮らしで、何度か入退院を繰り返していました。在宅療養で気を付けるこ とは食事、お薬の管理、お風呂、医療機器の使い方などいっぱいです。
入院中から患者さんとご家族、医師や病棟看護師、ケアマネージャーと退院に向けて話し合い、外泊中の訪問看護 も行い退院準備は整えました。週に2回訪問することで、退院してから5ヶ月経っても状態は安定しています。
在宅療養では患者さんを取り巻く環境は様々です。私たち訪問看護師は、一人一人の生活スタイルに合わせた退院 支援を行い、安心して在宅療養ができるよう日々奔走しています。

総合相談・支援センター訪問看護師

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